深夜テンション、という言葉を一度は耳にしたことはあると思う。
深夜を回って2時や3時ごろになるとなんだかテンションが高ぶってきてまるで人格が変わってしまったかのように普段は言わないようなことを人に言ったり、思い返せば恥ずかしくて顔から火が出そうなことを言ってしまったり。
誰しもが経験したことがあるのではないだろうか。
高校の頃お世話になったおばあちゃん先生がある授業の時こんなことを言っていた。
「人様へのお手紙と大事な悩み事はお天気のお昼に考えましょう。深夜はいけません。
その時間は精神が安定していないので、あらぬ事を書いてしまったり、悩みを悪い方向へと考えてしまったり、逆に安易に捉えすぎて失敗してしまう可能性が上がります。
そういう大事なことは、お日様がてっぺんにいる時、ポカポカ陽気で暖かい気分の中考えるのが1番です。
先生は太陽が大好きなんですよ。」
と。
今でもくしゃっとした笑顔が思い出される。
先日、深夜テンションを発動した時があった。
日中カフェインを取りすぎてなかなか眠りにつけない。
ベッドに横たわってぼーっとしていると、ふと将来のことなんて考え始めた。
自分の人生は自分のもの。
他人と比べるものではない。
その人にはその人の生き方がある。
しかし順調にいっている友達なんかを見ていると、
嫉妬というわけではないが途方も無い劣等感に襲われる。
どうして僕は、なのにあいつは、
なんて。
その日は自分に嫌気がさしながらも、どうにかこうにか眠りについた。
さて、突然ではあるが僕には個性豊かな沢山の友達がいる。
今回はその中の人を紹介。
同じ高校に通っていたが、途中で辞めてしまい、今では高校5年生をやっている奴。
これだけ聞いたらなんだかスキニーパンツにジージャンを着たヤンキーかななんて思うかもしれない。
それは違います。
根は真面目で僕の周りではトップレベルで常識と優しさを持った男。
高校時代は売店のパンばかり食べていたのでパンくんと呼ばれていました。
今日はそんな彼と5時間カフェにいました。
基本ふざけています。
何の意味もない話や窓の外で可愛いお姉さんが通ったとか、最近の不満とか。
その不満の中で、会社説明会についての愚痴があった。
それは通信高校を卒業する学生に向け、企業が新卒採用の募集を紹介しにくるものであった。
しかしパンくんから聞いた限りでは酷いものだった。
最終学歴が高卒だからというのもあるのだろうが、誰でも出来るような職務内容で、大した魅力もなく、そもそもプレゼンをするその企業の社員がグダグダすぎて聴く気にもなれないレベルだったそうだ。
でもまあ仕方ないよなぁと言いつつも、
「あんなところで働きたく無いなぁ。
一緒に会社でも立ち上げようぜ。」
と。
「ありやなぁ。」
なんて返す僕。
「やるなら何やる?飲食なんかいいかな?」
「でも初期投資割とかかるべ。あと2人くらい集めて4人で15万づつバイトで稼いで初期投資にする?」
「あー、なるほど。でもあと2人も来るかなぁ」
「じゃあもっと初期投資かからんようなのにしよ。」
「プログラミングとかならいけるかもな。」
なんて話を今日は何時間もしていました。
僕は将来が未だ明確には決まっていません。
しかしいつの頃からか、自分で会社を持つ、という漠然とした夢はあります。
そしてその夢にはもう1つ、友達と一緒に働くという夢もずっと前からあります。
大学に入って色んなところでそれなりに揉まれ、最後に色んな大人の方に痛いとこを突かれてきました。しかしこの夢だけはひっそりと胸の内に抱き続けています。
今日パンくんと話していて再びそんな初心を思い出しました。
やるやんパンくん。
まずはプログラミングの基礎の基礎から勉強しよう。
三日坊主にならないよう、こうしてブログにも書いてみます。
よければ「勉強してんのか?!」なんて聞いてやってください。
まあこんなことツラツラ書いちゃうあたり、
深夜テンションだなぁ。