大人っぽいね
子供だなぁ
子供心
世の中、一体いつから大人なのでしょう。
階段は何段登れば大人フロアへ到達するのでしょうか。
僕の中のひとつの指標として、500円を安いと思えてしまうとそれは大人なんじゃないかな、と思うんです。
皆さんの家計方針が如何なるものだったかは存じ上げませんが、幼き頃、我が家はお駄賃制度が主な稼ぎどころでした。
肩たたき、腰踏み、お洗濯、洗い物、それぞれに時給があり、金額×時間 でお小遣を手に入れていました。
友達と駄菓子屋とかゲーセンに行くのがすごく好きだった僕。
お金はどれだけあっても足りません。
せっせこせっせこおかんの腰を踏んで、眠い目をこすりながら洗濯物を干すのを手伝い、ようやく手に入れた500円。
500円もあればUFOキャッチャー6回できます。
それの回数を減らせば駄菓子まで買えます。
タラタラしてんじゃねえよ、ガブリチュウ、モンスタースタンプ、よっちゃんイカ、きなこもち、チューチューアイス。
ああ、500円は大金です。
夢は500円で買えるんです。
それは21歳になった今でも。
いや別にそれほど貧しい訳じゃないですよ。
すなわち何が言いたいかというと、子供心を忘れてしまえばきっとそれはもう大人ですよ、と。
そしてそれはきっとつまらない大人じゃないか。
ワクワクを、ドキドキを忘れてしまったら、
それはもうつまらない大人の出来上がりです。
つまり僕は大人になりたくないよ、って話でした。
あー、よっちゃんイカ食いてぇ