夜更かしに珈琲を一杯

寝れない夜のお供に

海外でバリスタなる3つの手順

オーストラリアに来て早いもので半年。

これまでたくさんのことがあった。

楽しいことはもちろん苦しいことも。

 

自分が成長したかと尋ねられたらはっきりと頷けないが、確実に前には進んでいる。気がする。

 

 

その成果のひとつとしてついたにこちらでバリスタとして働き始めた。

 

正直自分でもすごいと思う。

あの僕が海外でバリスタですって。

かっこよろしいじゃないのよ。

 

あなたもなりたいって?

しょうがないな。では特別にみんなにバリスタのなり方を教えてあげましょう。

 

1.履歴書を作る

まずは履歴書(レジュメ)を作りましょう。

なるべく端的に、自分の経験や経歴、アピールポイントを書きましょう。

もちろん印刷です。日本と違って手書きではありません。顔写真も普通は載せません。楽ですね。

 

自分の化身とも言えるレジュメを作ることが出来たらあとは簡単。

 

2.直接レジュメを渡しに行く

 

カフェへ乗り込みましょう。

求人を探して連絡して面接して採用。なんて甘くはありません。

直接カフェへ行ってレジュメを渡しましょう。

流れはこう。

 

「やあ!調子どう!」

「最高さ兄弟!」

「そりゃあよかったぜ。ところで今求人募集してる?バリスタとして働きたいんだけど。」

 

そこで帰ってくる答えは大きく2つ。

 

パターン1

「ごめんよ今は募集してないんだ。ただもしよかったらレジュメは預かってボスに渡しておくよ!」

 

この時点でほぼ返事は来ません。次へ行きましょう。

 

パターン2

「ああ今ちょうど探してるよ!じゃあ今コーヒーちょっと作ってみてよ!」

 

そう、当然のことながらバリスタとして働くにはコーヒーが作れないといけません。

細かい話をすると、エスプレッソを作ってミルクをスチームしてオーダーされた通りに作る。

 

その際に色々お喋りなんかをします。

そこ時点である程度の英語力が見られます。

コーヒー作れてもオッペケペーな英語しか喋れなかったらアウト。

 

コーヒーもしっかりとフォームが作れているか。

泡にまみれていないか。

温度は適切か。

さらに言えばラテアートがかけたらなお良し。

 

 

では、そこで上手にコーヒーが作れました。

カフェのオーナーも満足そうです。

 

しかしここですぐ採用につながる訳ではありません。

 

後日トライアルと言われるいわゆるトレーニングシフトを貰えます。

そこで数時間働いて、英語やらコーヒーやら働きっぷりに問題がないとされた時点で、無事バリスタになれます。

 

 

 

少し大変そうだけど、まあすぐなれるでしょ!

と思ったあなた。

その通り。諦めなければバリスタにはなれます。

諦めなければ。

 

3.諦めない

 

僕は履歴書を200枚はくだらない枚数配りました。

何度も心が折れました。

 

 

僕の場合、コーヒーは作れました。

ですが英語がダメでした。

 

 

カフェラテとカプチーノを作って!と言われ問題無く作れてもその後に尋ねられる質問を理解出来ず、それを見抜かれ何度も落とされました。

 

 

海外で働くというと、聞こえはすごくかっこいいですよね。

僕はそう思います。

「海外でバリスタ」なんて聞くとすごくかっこいいです。しかしそういう人たちの背景には並ならぬ努力と挫折が隠れているのです。

 

 

仕事をもらえた時は本当に嬉しかった。

帰り電車でちょっと泣いてたもん。嬉しくて。

 

オーストラリアへ留学へ来る人は多いと思う。

ワーキングホリデーで来てこちらで職を探す人も多いでしょう。日本食レストランや日本関係の仕事もいいと思うけど、僕はバリスタになることをオススメします。

なるまでの工程を含めて。

 

地元の常連さんとお喋りしたり美味しいコーヒー作ったりと最高な毎日が訪れます。

 

諦めた時点で何も生まれません。

結果を得たければ、継続あるのみ。

 

途中で何度も

「自分には向いていないのかもしれない」

「どうせだめだ」

と落ち込みました。

 

でもどうしてもバリスタとして、コーヒーを作る仕事がしたかった。

向き不向きよりも好きを信じて、レジュメを配り続けました。

 

 

 

周りの友人は次々にカフェで働き始めました。

心の底から悔しかった。

 

仕事見つかっておめでとう、という言葉とは裏腹に込み上げてくる劣等感。

 

 

全てを叶えるのは、諦めないこと。

 

挑戦は誰でも出来ること。

それを続けることが難しい。

 

「誰でも出来る」を誰よりやる

 

区切りをつけるのは自分自身。

納得するまで続けるのが秘訣です。

 

 

 

 

日本に帰ってからのことなんか全く想像もつかないけど、今はこっちでバリスタとして働くことが最高に楽しい。

 

 

こっちのカフェにはWi-Fiなんかないしコンセントもない。

けれど毎日たくさんの人が訪れてコーヒーを飲む。

 

店のスタッフとはもちろん地元の人同士がみんな顔見知りみたいなもので、お店に来てお喋りして情報交換して、楽しい時間過ごして帰る。

 

コーヒー、カフェが生活の一部として組み込まれている。

常連さんなんかはオーダーの時

「いつものちょうだい!」みたいな感じ。

 

 

文化が違うぶん難しいのだろうけど、日本でそういう場所を作るのが夢。

 

 

コーヒーにはそういう空間を作る力があると信じている。

あなたの生活に素敵な一杯を提供出来る日を夢見て、毎日オーストラリアでコーヒーを作ってます。

 

 

 

 

推敲もしてないので無茶苦茶な文章だと思いますが、そんな僕の近況報告でした。

 

では、また。

 

 

 

 

 

(おまけに僕のラテアートの過程をご紹介)

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すごいでしょ。

 

 

まあ僕じゃないんだけど。

一枚目が仲良くして貰ってるラテアート元世界チャンピオン

二枚目がこっちで有名なカフェ。

こういうのがお手本です。

 

さて、僕の最初期。

こちら。

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弾痕さながらのラテアート。ピカソもびっくり。

 

さてそこからちょっとコツを掴んで、

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なんとなく雰囲気は出てきた。

まだこれじゃお客さんには出せないレベル。

 

そこから猛特訓を積んで、

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こう。

だいぶ成長。

 

カフェで働いているとは言えどやっぱり一朝一夕でできるものではないのです。

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最近の出来はこんな感じ。

当初に比べればある程度提供出来るほどにはなってきました。

 

日本に帰るまでにある程度安定して書けるようになるのが目標でございます。

 

インスタ映えをさせる側に回る日もそう遠くはない。

 

 

ではまた。