夜更かしに珈琲を一杯

寝れない夜のお供に

おじさんと友達になった話。

 

最近、37歳の友達が出来た。

 

ひと回り以上歳上の友達。

 

出会った経緯などは文字では語り切れないので割愛。

 

37歳の職業不明のおじさん。と友達。

 

 

「大丈夫なのその人!?!?!?」

とたくさんの方からの声が。

 

 

先に言っておくと大丈夫な方です。笑

ある程度身元もわかってますしただジュース飲んでフィッシュ&チップスつまみながらお喋りするお友達なだけですから。

 

 

おじさんと出会ったのは、フィッシュ&チップスが美味しいお店。

そこに友達と行く機会が会ってなんやかんやあっておじさんと仲良くなりました。

 

 

おじさんは勤務時間が夜の仕事をしている。

おじさんは頭がいい。回転的にも、知識量的にも。

そして何より、常にほろ酔いなのだ。

 

 

いや、実は酔ってないのかもしれないが、

いつだって元気。そして何個も歳下の僕にくだらんジョークをかましてバカ笑いする。

 

 

おじさんは多分、いいとこの子供だ。

いや子供といったってもう37ですが。生え際きてますが。

なんというか、ちゃんとした基礎知識ができている。

 

 

おじさんに会いたいが故に、通学路をフィッシュ&チップスのお店の前を通る道にした。

登校中にチラリ。

下校中にチラリ。

 

おじさんいるかな〜?

といつも覗き見。

 

お店にいるお姉さんに「今日はいないよ!」

と手で×サインを送られたりも。

 

おじさんがいた時はすぐに自転車を止めて入店。

コーラとフィッシュ&チップスを注文し、

いつもの席へ。

 

おじさんはとても礼儀正しい。

いつも挨拶をしっかり。

入ってくるお客さんみんなにいらっしゃいませ〜と。

外を歩いているお姉さんに可愛いね〜手を振ってみたり。

 

いつか通報されるんじゃないかこのおっさん。

おじさんはお客さんです。

 

初めて会った時、おじさんの仕事について聞こうとした。

するとすぐ止められた。

 

「初対面でいきなり

   お仕事なんですか?

   ってのはナンセンスですよ。

   じっくり話して行ってある程度距離が縮んだら

   そういえばお仕事何ですか?とかさ。

   話の流れから読みとってこんなお仕事ですか?

   とかさ。もっとお喋り上手になろう。」

 

ほう。面白いじゃないかおじさん。

ということで出会ってから今までヒントこそ得られてはいるがまだ仕事は聞き出せていない。

 

まあ聞き出せなくてもいいけどさ。

 

 

 

すごく話が変わる。

 

僕は最近将来のことがわからない。

 

 

去年一年間色んなことをした。

自分の将来のため、というよりは楽しいことをして将来に直結すればと思って色んなことを。

 

セミナーに参加したり、ボランティアをしたり、

インターンに行ってみたり、ビジコン参加したり、

自分でイベントを開いたり、

 

 

ほとんど何も残らなかった。

自分の将来を明るく照らすものは見つからなかった。

 

 

そんなことをおじさんに話した。

 

「たくさん悩んだらいいよ。

 

   人生なんか悩み続けるもん。

 

   俺だってまだまだ悩みまくってるで。

 

   ただひとつ。やらずに後悔だけはだめよ。

 

   人生何かをするのに遅いなんかないから、

 

   今じゃなきゃ、と焦ることなく悩みなさい。」

 

 

なんだこのおじさん、やっぱすげーじゃん。

ほろ酔いなのかシラフなのか、でもこう言えるってことはおじさんの奥底からの言葉なんだなと感じる。

 

 

話し終わるとすぐ隣の(顔見知りの)お姉さんに今日も可愛いねぇなんて言ってほっぺたなんか触ってみたり。

 

一回しばかれたらいいと思う。

 

 

そんなおじさんは今日もフィッシュ&チップスのお店でだべっているのだろうか。

 

どれ、学校はないけれど、お店の前通ってみるか。

 

これを書き終わったらチャリでひとっ走り、

と思った矢先台風。

 

まあ、雨降って地固まる。

台風でおじさんも濡れればおじさんのセクハラまがいの行動言動も改まると信じ、本日は自宅待機なり。