夜更かしに珈琲を一杯

寝れない夜のお供に

センスとロックとレジ打ちの話

昔からすごく憧れるのが芸術的才能がある人。

 

絵が描ける

歌が上手い

楽器が演奏出来る

字が綺麗

ダンスが踊れる

文才がある人

 

たくさんの才能が世の中にはある。

一体自分にはどんな才能が眠っているのだろう。

そもそも寝ている才能なんか僕にあるのか。

なんてことを昔よく考えていました。

 

もちろんその人たちも全く努力してないわけではないでしょう。

天才に必要なのは1%のひらめきと99%の努力と昔の偉い人は言いました。

僕にだっていつか、才能が芽生えるのだろうと信じていました。

 

 

そしてその才能は思いの外早く見つかりました。

 

どうやら僕は選曲の才能があるらしい。

 

え?そんなもの?

まあいつか大成するかもしれないじゃ無いですか。

そういいなさるな。

 

果たしてこれを才能、と呼んでいいものかは置いておいて、いい選曲センスをしてるらしいです。

 

飲食店でアルバイトしているのですが、

暗黙の了解で元々流れている誰が歌ってるかもわからない洋楽を乗っ取って僕が聴きたい曲を流しています。

 

僕はなんでも聴きます。

ロックかヒップホップをよく聞いてて、お店でもそれを流します。

 

音楽の才能は昔から無く、カラオケで90点台を出したことは無く、ギターもかじったけど三日坊主で、楽器演奏は特に出来ない。

けど昔から音楽を聴くのは凄く好きで、暇さえあればずっと聞いています。

 

それの延長上で好きな曲をバイト先で流してると、やっぱり楽しくお仕事出来ます。

ノリノリで働いていると「これなんて曲?」とか「うわーこの曲めっちゃいいな」なんて言われます。

最近ではお客様アンケートに「流れている曲がすこく良くてさらに美味しくご飯を頂けました!」なんてコメントも。

 

ただ僕は流しているだけですがそうやって共感してもらえると嬉しいです。

 

さてある日のこと。

いつものように音楽をかけていました。

鼻歌まじりに料理を運んでテーブルに置くと、

「この曲すごくいいですね!誰がかけてるんですか?」

と若い女性のお客さま。

僕が流していますと言うと、いいセンスしてますねぇー!と言っていただきました。

嬉しくなりながらテンションも上がり、その後の仕事はいい気分でした。

流していたのはあの有名なONE OK ROCK

 

 

そのお客さまが帰られる際、たまたま僕がレジでした。

「とても美味しかったです!お兄さんの選曲も素晴らしかったし!」

 

「ありがとうございます。そう言って頂けると嬉しいです。」

 

「私この前あったライブ行ってずっと余韻浸ってていやほんとよかったんですよ行きました?あのライブお兄さん行ってそう!いい選曲センスしてるしセトリとかもしっかり勉強してるんですかそういえ」

 

無限に喋る。

まさかの超コアファン。

正直好きではあるがファンを名乗るほどではない僕。

あんなに苦しいレジ打ちは初めてだった。

1%ひらめいたけど努力がまだまだ足りないよう。

 

「美味しかったですまたきます〜」

と言われて、ひきつった笑顔で

「勉強しておきます。。」

と言った僕でした。

ハグリッドと友達になった話

英語の授業が退屈である。

 

中高での基礎文法等の勉強はまだよかった。

これから使う使わないにしろ英語っていうものは

主語と動詞でできていて、そこに目的語であったりが入ってくるんだよ、という基礎の部分。

 

しかし大学に入ってからの英語の授業は自分にとって退屈である。

どこかの誰かの日常を切り取ったような英文を読んで、はいじゃあ日本語訳して見ましょう。

 

この先の人生でこんな状況こないだろうしこれ覚えたってしゃあないんじゃ。。。

 

なんてひねくれてます。

しかし単位は欲しいので授業に出ます。

 

そしてこの英語の授業の何が嫌って、1人なのだ。

 

友達がいない。

 

退屈だなぁと思ってもそれを共有するこれからともできず、ただぼーっと授業を過ごす。

 

とある日の授業のこと。

 

ひとりぼっちの僕にとって1番きつい時間。

ペアでの音読練習である。

 

周りの人は仲のいい友達と一緒に授業に来ているようで、すぐにペアを作る。

 

そして僕は余って全然知らない人と。

人見知りの僕からするともう苦行である。

 

あぁ今日も始まると思いながらうなだれていると、

自分の前の人がお休みだった。

いつもはその人か、隣の人とペアになる。

そして隣の人はペアがすでにいた。

 

おや、今日は誰とペアになるんだ?

先生も取り残された僕に気づいて、

「あら、余ってしまいましたねぇ。

    あ、前のあの子と一緒にやって下さい!」

 

その日の僕の相手(partner)は、前の前の人だった。

 

後ろ姿はとても大きい背中をしていて、

表現するなら、クマだ。

 

先生がその人に僕と組むよう行って、立ち上がってこちらに向かってきた。

 

あごひげを蓄え、どっしりとした体格。

まるでハリーポッターのハグリッドよう。

 

僕「お願いします」

 

ハグリッド「おー、よろしく!いやぁこの授業面倒だよね」

 

なかなか朗らかな人である。

喋り方や振る舞いでそう感じた。

そしてきっと同い年ではない。

ここ授業は色んな学年の人が履修する。

きっと先輩なのだろう。

 

僕「ほんと退屈ですよね。。。」

 

ハ「面倒だしなんか喋ってようぜ」

 

僕「いいですね」

 

ハ「そんな硬くならなくていいよ〜笑」

 

僕「いえいえそんなことないですよ。ただ上回生の方かなと思ったので、」

 

ハ「あー、俺今5年生!」

 

予想していなかったである。

おお、この人5年目の猛者だったのか。

留年、いやもしかしたら留学とかをしてたから一年学校を休んでいて、実質5年目の人なのかもしれない。

 

僕「まじですか!どういう経緯で5年生に、、、?」

 

ハ「世に言う留年、ってやつだねぇ笑」

 

なるほど。

なるほどなるほど。

留年をすると人はこれほど貫禄が出るのか。

もう社会に一揉みされてきて退職したサラリーマンかのような雰囲気を出している。

 

話をまとめるとこう。

 

1、2年の時遊び呆けていて、気がつけば単位が足らず、どうにか巻き返そうとしたが、4年生の前期の時点で留年が確定し、そこまできたら学校を辞めるのも勿体無いと思い、一年留年する運びとなったらしい。

 

留年するくらいならとっとと辞めて専門学校でも行けばよかったと笑っているハグリッド。

見た目と比例して言葉の重みがある。

 

ハ「留年するってなって、

        就活が伸びたから夏休みすごい暇でさぁ。

        1人で旅に出てたんだ。」

 

僕「ほう。

       自分さがしの旅みたいですね。

       どちらに行かれてたんですか?」

 

ハ「福岡に。」

 

僕「あー、いいですね福岡」

 

ハ「うん!すごいよかった!

       いろんなもの見れたし最高だったね。」

 

僕「そんなに良かったんですね。。

       何かその旅で得たものとかってありました?」

 

ハ「福岡ラーメンが旨かった。」

 

僕「え?」

 

ハ「ひたすらに福岡ラーメンが旨かった。」

 

僕「、、、」

 

人を見た目で判断してはいけない、とよく言いますが、彼は見た目通り食いしん坊のハグリッドでした。

 

そんなハグリッドと友達になり、少し英語の授業へ行きたくなるようになりました。

 

Thanks Hagrid :)

 

深夜テンションって怖いよねって話。

深夜テンション、という言葉を一度は耳にしたことはあると思う。

 

深夜を回って2時や3時ごろになるとなんだかテンションが高ぶってきてまるで人格が変わってしまったかのように普段は言わないようなことを人に言ったり、思い返せば恥ずかしくて顔から火が出そうなことを言ってしまったり。

 

誰しもが経験したことがあるのではないだろうか。

 

高校の頃お世話になったおばあちゃん先生がある授業の時こんなことを言っていた。

 

「人様へのお手紙と大事な悩み事はお天気のお昼に考えましょう。深夜はいけません。

その時間は精神が安定していないので、あらぬ事を書いてしまったり、悩みを悪い方向へと考えてしまったり、逆に安易に捉えすぎて失敗してしまう可能性が上がります。

そういう大事なことは、お日様がてっぺんにいる時、ポカポカ陽気で暖かい気分の中考えるのが1番です。

先生は太陽が大好きなんですよ。」

と。

今でもくしゃっとした笑顔が思い出される。

 

 

先日、深夜テンションを発動した時があった。

日中カフェインを取りすぎてなかなか眠りにつけない。

ベッドに横たわってぼーっとしていると、ふと将来のことなんて考え始めた。

自分の人生は自分のもの。

他人と比べるものではない。

その人にはその人の生き方がある。

しかし順調にいっている友達なんかを見ていると、

嫉妬というわけではないが途方も無い劣等感に襲われる。

どうして僕は、なのにあいつは、

なんて。

その日は自分に嫌気がさしながらも、どうにかこうにか眠りについた。

 

さて、突然ではあるが僕には個性豊かな沢山の友達がいる。

今回はその中の人を紹介。

 

同じ高校に通っていたが、途中で辞めてしまい、今では高校5年生をやっている奴。

これだけ聞いたらなんだかスキニーパンツにジージャンを着たヤンキーかななんて思うかもしれない。

それは違います。

根は真面目で僕の周りではトップレベルで常識と優しさを持った男。

高校時代は売店のパンばかり食べていたのでパンくんと呼ばれていました。

 

今日はそんな彼と5時間カフェにいました。

基本ふざけています。

何の意味もない話や窓の外で可愛いお姉さんが通ったとか、最近の不満とか。

 

その不満の中で、会社説明会についての愚痴があった。

それは通信高校を卒業する学生に向け、企業が新卒採用の募集を紹介しにくるものであった。

しかしパンくんから聞いた限りでは酷いものだった。

 

最終学歴が高卒だからというのもあるのだろうが、誰でも出来るような職務内容で、大した魅力もなく、そもそもプレゼンをするその企業の社員がグダグダすぎて聴く気にもなれないレベルだったそうだ。

 

でもまあ仕方ないよなぁと言いつつも、

「あんなところで働きたく無いなぁ。

    一緒に会社でも立ち上げようぜ。」

と。

「ありやなぁ。」

なんて返す僕。

 

「やるなら何やる?飲食なんかいいかな?」

 

「でも初期投資割とかかるべ。あと2人くらい集めて4人で15万づつバイトで稼いで初期投資にする?」

 

「あー、なるほど。でもあと2人も来るかなぁ」

 

「じゃあもっと初期投資かからんようなのにしよ。」

 

「プログラミングとかならいけるかもな。」

 

 

なんて話を今日は何時間もしていました。

 

僕は将来が未だ明確には決まっていません。

しかしいつの頃からか、自分で会社を持つ、という漠然とした夢はあります。

そしてその夢にはもう1つ、友達と一緒に働くという夢もずっと前からあります。

 

大学に入って色んなところでそれなりに揉まれ、最後に色んな大人の方に痛いとこを突かれてきました。しかしこの夢だけはひっそりと胸の内に抱き続けています。

 

今日パンくんと話していて再びそんな初心を思い出しました。

 

やるやんパンくん。

 

まずはプログラミングの基礎の基礎から勉強しよう。

三日坊主にならないよう、こうしてブログにも書いてみます。

よければ「勉強してんのか?!」なんて聞いてやってください。

 

まあこんなことツラツラ書いちゃうあたり、

 

深夜テンションだなぁ。

 

僕とKと、時々りんご。

りんごは好きですか?

僕は大好きです。

丸かじりするのが美味しいんですよ。

 

1番好きな果物、というわけではないのですが、

どういうわけか1番頻繁に食べる果物。

親友がりんごが好きというのもあるのかも。 

 

僕は現在、カフェ、のようなところでバイトをしています。

果物屋の一角を借りてコーヒーを淹れるバイト。

シフトに入るのは僕とコーヒーの師匠。

しかし師匠は忙しいのでほぼ僕しかはいりません。

 

コーヒーを飲みによく友達なんかが来てくれます。

その中でも1人変な奴がいました。

 

彼は僕の親友。名前は了承を得てないので、Kとしましょう。

夏目漱石のこころのような呼び方。

 

Kはとても変わっています。

 

僕がクラスに20人いる静かな子、だとすれば

Kはクラスに1人の人気者、といったものでしょうか。

 

Kと一緒にいると退屈しません。いつもうるさい。

何かにつけてちゃちゃを入れたり騒いでいつも場が暖かいです。

 

僕がコーヒーを淹れていると、よくKは来てくれました。

 

K「お、今日もコーヒーやってんじゃん!」

僕「うるせ〜。なに、コーヒー飲む?」

K「いや、今日はいいや。おばちゃんりんごくださーい!」

 

といって1番お店に来てくれてほとんどコーヒーは飲まないのです。

冷やかしにもほどがある。友達じゃなければつむじにコーヒーかけているところ。

 

 

この夏のことでした。

僕とKは朝風呂へ行こうと急になって、地元の温泉へ。

温泉っていうとある程度お喋りはするけどもあまり騒いでは他のお客さんの迷惑になりますよね。

なるべく静かにゆっくりと入るのがいつもの僕。

 

さぁて、ゆっくりと右足から入r、

ザッパアァァアアアアアン!!!!!!!!

 

ええっ?!と隣をみれば北島康介も引くくらいの飛び込み。

 

なんも言えねぇ。

 

北島康介もこんな勢いできっとあの名言を行ったのだろう。

 

 

そんなこんなで朝風呂を満喫。

いい湯だったなぁと言いながら着替えていて、

僕は風呂上がりのご褒美はコーヒー牛乳とミックスジュースどちらにしようなんて考えていた。

ふと、「あー、腹減ったなぁ」

と呟くと

「俺朝飯持って来てるで!」

一口分けてやるよしゃあねぇなぁみたいな言い方でKが言ってきた。

 

コーヒー牛乳を買って帰ってくると奴は朝ごはんを食べていた。

 

りんごである。

 

 

きこりの生活か。

と思わず突っ込んでしまった。

友達と温泉に入りにきてりんごを食い出されたのは初めてだ。

というか朝ごはんにりんごを持ち歩いている人に出会うのも初めてだ。

 

「このりんごまじうめぇ。やっぱりんごはサンふじやわぁ。」

「知るかよ。」

 

と言いつつ俺も一口。

あっ、美味。

 

なんでこんな美味いんだよ!とKと風呂上がりの林檎談議。いやほんとりんごってのは丸かじりが1番美味しいですよ。

 

するとその時であった。

 

店員「あのぉ、すみませんお客さま。」

 

僕   「はい?どうかしました?(忘れ物でもしたかな?)」

 

店員「大変申し訳ないんですけれども、」

 

僕 K 「???」

 

店員「店内飲食物のお持ち込みはお断りしておりまして(半笑い)」

 

K     「あー!すみません!りんごだめですよね!

りんご持ち込んだやつな僕が初ですかね?」

 

店員 「そうですねぇ(笑)でも、とても美味しそうですね!」

 

と3人で爆笑。

そりゃそうだ。

りんご持ち込んでくる奴は初でしょう。

優しい店員さんでよかった。。。

 

 

 

そんなKは上京していった。

彼には彼の目標や理由があるのだろう。

 

いつだって置いていかれる側というのは寂しいもので、これまた夏目漱石を彷彿とさせるようで。

コーヒーを淹れていても、ふと今日はK来たりしないかな、なんて思ってしまったり。

 

でも彼と会うのはしばらくしばらく先。

元気でやってんのかなぁ。なんて考える。

 

でも「林檎は医者いらず」というか。

今日もどっかでリンゴかじってんだろうから、

元気でやっているのであろう。

 

となるとこの町のりんごの消費量が減るな。

どれ、俺が補っておこうじゃないか。

 

 

親友の生活を応援しつつ、少し寂しさもある。

今日は電話でもしてみようかな、なんて思いながらりんごをかじる。

 

どこか甘酸っぱい、まるでりんごのような僕とKの夏の思い出。

おじさんと友達になった話。

 

最近、37歳の友達が出来た。

 

ひと回り以上歳上の友達。

 

出会った経緯などは文字では語り切れないので割愛。

 

37歳の職業不明のおじさん。と友達。

 

 

「大丈夫なのその人!?!?!?」

とたくさんの方からの声が。

 

 

先に言っておくと大丈夫な方です。笑

ある程度身元もわかってますしただジュース飲んでフィッシュ&チップスつまみながらお喋りするお友達なだけですから。

 

 

おじさんと出会ったのは、フィッシュ&チップスが美味しいお店。

そこに友達と行く機会が会ってなんやかんやあっておじさんと仲良くなりました。

 

 

おじさんは勤務時間が夜の仕事をしている。

おじさんは頭がいい。回転的にも、知識量的にも。

そして何より、常にほろ酔いなのだ。

 

 

いや、実は酔ってないのかもしれないが、

いつだって元気。そして何個も歳下の僕にくだらんジョークをかましてバカ笑いする。

 

 

おじさんは多分、いいとこの子供だ。

いや子供といったってもう37ですが。生え際きてますが。

なんというか、ちゃんとした基礎知識ができている。

 

 

おじさんに会いたいが故に、通学路をフィッシュ&チップスのお店の前を通る道にした。

登校中にチラリ。

下校中にチラリ。

 

おじさんいるかな〜?

といつも覗き見。

 

お店にいるお姉さんに「今日はいないよ!」

と手で×サインを送られたりも。

 

おじさんがいた時はすぐに自転車を止めて入店。

コーラとフィッシュ&チップスを注文し、

いつもの席へ。

 

おじさんはとても礼儀正しい。

いつも挨拶をしっかり。

入ってくるお客さんみんなにいらっしゃいませ〜と。

外を歩いているお姉さんに可愛いね〜手を振ってみたり。

 

いつか通報されるんじゃないかこのおっさん。

おじさんはお客さんです。

 

初めて会った時、おじさんの仕事について聞こうとした。

するとすぐ止められた。

 

「初対面でいきなり

   お仕事なんですか?

   ってのはナンセンスですよ。

   じっくり話して行ってある程度距離が縮んだら

   そういえばお仕事何ですか?とかさ。

   話の流れから読みとってこんなお仕事ですか?

   とかさ。もっとお喋り上手になろう。」

 

ほう。面白いじゃないかおじさん。

ということで出会ってから今までヒントこそ得られてはいるがまだ仕事は聞き出せていない。

 

まあ聞き出せなくてもいいけどさ。

 

 

 

すごく話が変わる。

 

僕は最近将来のことがわからない。

 

 

去年一年間色んなことをした。

自分の将来のため、というよりは楽しいことをして将来に直結すればと思って色んなことを。

 

セミナーに参加したり、ボランティアをしたり、

インターンに行ってみたり、ビジコン参加したり、

自分でイベントを開いたり、

 

 

ほとんど何も残らなかった。

自分の将来を明るく照らすものは見つからなかった。

 

 

そんなことをおじさんに話した。

 

「たくさん悩んだらいいよ。

 

   人生なんか悩み続けるもん。

 

   俺だってまだまだ悩みまくってるで。

 

   ただひとつ。やらずに後悔だけはだめよ。

 

   人生何かをするのに遅いなんかないから、

 

   今じゃなきゃ、と焦ることなく悩みなさい。」

 

 

なんだこのおじさん、やっぱすげーじゃん。

ほろ酔いなのかシラフなのか、でもこう言えるってことはおじさんの奥底からの言葉なんだなと感じる。

 

 

話し終わるとすぐ隣の(顔見知りの)お姉さんに今日も可愛いねぇなんて言ってほっぺたなんか触ってみたり。

 

一回しばかれたらいいと思う。

 

 

そんなおじさんは今日もフィッシュ&チップスのお店でだべっているのだろうか。

 

どれ、学校はないけれど、お店の前通ってみるか。

 

これを書き終わったらチャリでひとっ走り、

と思った矢先台風。

 

まあ、雨降って地固まる。

台風でおじさんも濡れればおじさんのセクハラまがいの行動言動も改まると信じ、本日は自宅待機なり。

 

 

特技・趣味----読書の人生

特技・趣味------読書

 

どうして小中高の年度始まりの授業では、決まって自己紹介シートを書かせるのだろうと当時の自分は腹を立てていた。

 

1番は「僕、私の特技趣味!」みたいな欄。

趣味こそまだ許せるが、特技なんてものは大した個性もない自分からすれば、あゝなんて俺はつまらないんだ。と己をげんなりとさせるだけの落ち込ませゾーン。

 

題に沿って書くとなると、趣味について。

かといってたいして趣味もなかった僕はいつも

特技・趣味------読書

と書いてきた。

 

よく周りからは、どうせ漫画だろ!と言われる。

確かに漫画は好きだ。大好きだ。

家には漫画が数百冊あり、それ以外にもたくさん読んできた。

ただここで書いた読書は小説を読むことのほう。

 

 

 

あんたは小説を読むかい?

 

(ちなみにこの問い方は僕の大好きな小説の主人公の話の始まりに決まっていう問いかけ口調を真似ている。)

 

以前別の投稿で書いたが、中高の間はひたすらに石田衣良という作家の本ばかり読んでいた。

お陰で本棚の8割が石田衣良だ。

 

小説を読んでいると、自然と作品の主人公に自分を投影して、すごく物語に入り込んでしまう。

 

そんな僕には悪い癖(自分ではあまり思わない)が

あるようで、よく母に叱られる。

 

前買った本を読み終わる前に新しい本を買ってくる。

 

今現在も読んでない方が10冊ほどある。

が、今日も本を2冊買ってきた。

 

本なんていつ読むか決まってないしいいじゃん。

と毎度毎度叱られながら思う。

これって僕だけなのでしょうか。

あなたはどうですか?

本買いだめたりしてますか?

 

 

小説を読むと心が落ち着く。

 

少し臭い表現ではありますが、読んでいると、文字の海に沈んでいって、音は遮断され、身から入ってくる情報だけに神経を集中していると、本と自分ふたりきりの世界のよう。

嫌なことがあったら割と本を読んで気を落ち着かせる。

 

お気に入りの本なんかは読んでいると、そういえば前読んだときはあんなことで悩んでたっけなぁなんて思い出せたりも。

 

 

僕の短い20年の人生は、本に支えられて成り立っている。

 

将来の夢の1つに、本を執筆するということがある。

それを孫に呼んでもらってじいちゃんてこんな人生送ってたんだ!と笑ってもらえたら俺はきっと幸せに死ねるんだろうなぁ。

 

でももっと上手に書けるようになっとかないと、「じいちゃんは3流ポエマーみたいなこと書くんだ!」と笑われてしまう未来が見える。

 

負けるな、おじいちゃんの僕

 

 

18の僕から

僕は部屋が汚い。

 

脱いだ服は脱ぎっぱなし、飲みかけのペットボトル飲料、懐かしくなって読み返した漫画、教科書云々。。

 

 

そして一番厄介なのが押入れだ。

 

今まで片付けるのが面倒になった時、ええいここに放り込んでしまえ〜と都合よく使って来て閉まったがゆえ、恐ろしくて今では開けられなかった。

 

昨日、用事があったが寝坊してしまい日中何もすることがなくなった。何をしようかと思っていた時、

「あんた部屋が汚い。時間あるうちに片付けなさい。押入れも全部。」

という我が家の最終決定機関、お母様からの御司令がきた。

 

 

とりあえず足元に落ちている物をパパッと片付け、机の上を整理して一息ついた。

 

残すは押入れ。

 

ノブに手をかけた。

覚悟を決めてバッとひと思いに開けた。

 

ガラガラと音を立てて沢山のガラクタたちが飛び出てきた。あちゃー、こりゃ大変だ。

 

卒業アルバムやサッカーボール、小学校の頃遊んでたゲームや遊戯王、デュエマなどのカード達、小中高の教科書、その他着れなくなった服やゴミなんかがごちゃ混ぜに詰め込まれていた。

 

とりあえず要るものと要らないものに分ける作業から始めた。

 

お気に入りだったけどサイズ的に無理なシャツ、これは要らない。

小中高の卒業アルバム。たまに見返すから要る要る。

大好きだったアニメのポスター。置いてても仕方がない。要らない。

カードゲーム達。もう対戦する相手もいないし捨てちゃ、一生懸命集めたからやっぱ要る。

 

みたいな感じであーだこーだと1人で考えていた。

 

 

 

すると1枚の紙切れが高校の教科書の山からはみ出していた。

 

なんだこりゃ?

ひょいと抜き取り見てみた。

 

18歳の僕から、将来の自分への手紙だった。

 

そこには、周りの環境や将来への不安、思春期ならではの不安定な情緒に押しつぶされそうな18歳の少年の思いが込められていた。

 

あまり恥ずかしくて内容は言えないが、

・部活

・勉強

・恋愛

・進路

などなど高校生にありがちな悩みが長々と小っ恥ずかしい背伸びした文章で書かれていた。

誰かに見られたらどうすんだこれ、と数年前の自分に突っ込んだ。

 

最後にはこう書かれていた。

 

あなたは今、居場所がありますか。

あなたは今、幸せですか。

 

 

いつの時代も僕という人間は怯えているんだなと思った。

そして振り返ればいつだって周りには素晴らしい居場所があった。

もちろん辛いこともあったけど、今こうして昔と変わらず小っ恥ずかしい文章を書いて生きている。

 

 

18歳の自分よ。

 

僕には今、居場所があります。

僕は今幸せです。

 

そして君も、居場所があって、幸せです。

 

 

そう心の中で呟いた。

 

 

それから要るものとして置いておいた物たちを片っ端から見直し、思い出に浸っていた。

ああ、戻れるのならば戻ってみたいなんてありきたりな妄想を膨らます。

 

どんどんどんどん思い出に浸って。。。。

 

 

 

 

気が付けば掃除を始めた時より部屋は散らかった。なんてこった。

 

 

ああ、僕は部屋が汚い。