夜更かしに珈琲を一杯

寝れない夜のお供に

タバコの話

「タバコ吸ってる俺ヤンキーマジ卍ぃ!!!!」

 

 

 

みたいな風潮が日本にはあるのかなと思う。

少なくとも僕の周りにはそう見える人がいた。

 

 

何事も、最初にやってみた人ってすごいと思う。

例えば、髪の毛の色を抜くブリーチ。

なんでやったんだろう。お医者さんかなんかがつまずいて「ああ!」って薬品ぶん投げたのがたまたま頭にかかって、落としたら「いや髪の毛色になってるやん!!!!」みたいなことになったのかな。

 

タバコも最初にやった人はすごい。

てかむしろ頭悪いよな。

 

「ワイ、畑焼いた時の煙すっきゃねん!」

「ぽくもデスwwwwwwww」

「でもそんな毎日畑焼いとけんげぇ。。」

「あの、FF外から失礼しますwwこの、この、こっこの草なんか千切って焼けば、すぐ煙吸えるんじゃないでしょうかwwwデュフwwwwwwww」

 

シュボッ

 

 

「「「なんじゃこりゃあーーー!!!」」」

 

 

みたいな感じなのかしら。

 

 

しかし兎にも角にも、タバコってのはいろんな価値感が人によってありますよね。

かっこいい、って見えたり

嫌だな、と思ったり、

何も感じなかったり

あの人吸うんだ、、ギャップ、、、萌

とかとか。

 

 

今僕のいるオーストラリアでは、たくさんの人がタバコを吸っているように思います。

それだけならまだしも、灰皿やゴミ箱に捨てる人は少なく、ほとんどがポイ捨てします。

道路は吸い殻だらけ。

 

 

そして、驚いたのが、両手に一本ずつ火が付いたタバコをもって、交互に吸う人がなかなかいるっていう。

どんだけ吸いたいんだ。。

 

 

そんなにみんな吸うなら、試しに僕も一箱買ってみようかな、と思ってその辺の店に入ったら驚き。

バカ高い。

日本より全然高い。

そしてパッケージがめちゃくちゃグロい。

 

あんなグロいパッケージ、よくみんな買えるな。。。

 

 

興味ある人はググってみて。

煙どころか何も身体に入れたくなくなるよ。

オーストラリアに来るまで、きてから

「留学してみたい」

 

いつの日からかそう思い始めるようになった。

別に近しい人が海外に行ってたり興味があったわけではなかった。僕自身、英語の成績がずば抜けていいわけじゃなかったし、むしろ苦手だった。

 

でも、いつからか「世界中の人と会ってみたい」という思いが生まれた。

 

高校を卒業し、地方の私立大学に入った。

もともと大学に行くつもりはなかったから、すごくワクワクして、大学への期待がすごく高まった。

 

大学2年生までに、色んなことをした。

 

サークル

学生団体

ビジネスコンクール

啓発系イベント

イベント主催

バイト

旅行

 

決して大きな不満があったわけではないが、いつも頭の隅に「留学」という言葉があった。

 

家庭環境の関係で県外の大学へ進学出来なかったから、留学なんてとんでもない、と自然と思っていた。

 

 

大学に入ってから沢山の出会いがあり、今の自分の師匠に出会った。

彼は50歳のおじさんである。

 

もともとオーストラリアで10年カメラマンをやっていて、日本に帰ってからはカフェを二軒開いた。

松山で初めてラテアートを始めたのは彼だそうだ。

 

僕は彼の人間味がすごく好きで、沢山のことを見て、聞いて、感じて吸収している。

 

そのうち、「留学したい」という思いが再び出てきた。

 

 

思い切って親に言った。

「留学がしたい」

 

返ってきたのは、想像していた答えとは違って

 

「いったらいいじゃないか」

 

したいことはすればいい

警察さんにお世話にならなかったらなんでもしなさい

 

これは我が家の環境だ。

 

ありがたいことにオーストラリアへ行くことが決まった。

 

 

オーストラリアに行くと決まって、周りにも伝えるようになった。

すると多くの人が僕に問いかけた。

 

「何しに行くの?」

 

 

答えられなかった。

ただ「行きたい」という思いだけが先走って、何をしに行くのかは全く決めていなかった。

 

将来があやふやで、だらだらと生きてきた僕。

目標も持っていなかった。

 

 

質問には答えられなかったけど、心の奥には答えがあった。

 

就活から、大学から、社会から逃げた

 

 

それが答えだった。

 

周りの仲間は大学を辞めていったり、休学をしたり、はたまた通いながら彼らがしたいことをドンドンしていっていた。彼らの姿を見る僕は、自分をどこか惨めに感じていた。今思えば、人と比べるようなことではないのに、と笑ってしまう

 

周りから就職どうするの?とか将来何がしたいの?と聞かれるのがしんどかった。

 

だから、オーストラリアを理由に、ひとりになってみたかった。

 

 

 

今、オーストラリアに立ってみて思うのは、

 

自分がどれだけ多くの人に支えられて生きてきたか

 

ということを痛感している。

 

 

 

シドニーは治安が良い方だよ、と聞いていたけど

着いた初日には駅で夫婦喧嘩か知らないが男の人が顔面血だらけ、女の人は無傷、周りには警察と救急車。

沢山のホームレスが集まっている。

タバコを両手に吸う人や、明らかにラリってる奴。

 

なかなかパンチの効いた街である。

 

 

正直初日にして思ったのは「帰りてえ」でした。

やってられない。

松山が恋しい、というよりはみんなに会いたい、という思い。

 

大学も松山のため、人生で一人暮らしをしたことはない。

人生で初めて親元を離れて生活を始めた。

周りは英語ばかりで、まだ学校にも行っていないのでひとりぼっち。

やってられるかと思った。

 

 

ひとりで公園でコーヒーを飲みながらなんでここへ来たんだろう、と考えた。

 

 

松山で出会い、この度お世話になるバイト先の社長にご飯に連れて行った時、自分の夢のことを語ることがあった。

すると社長はこう言った

 

「私の店、日本食料理店が、お前の将来したいことではないだろう。しかし、ここで本気で勉強すれば、それは後々お前にきっと良い結果をもたらす。

中途半端な仕事しかできない奴は、夢なんか到底叶えられない。

普通の人が10分で100の成果を出すなら、130の成果を出さなければならない。」

 

 

 

ああ、甘えてる暇なんかないんだ。

将来を考えてる場合じゃない。

今、目の前にあるやるべきこと、それをしっかりと全力で取り組んだ先に、きっと自分が追い求めるものがあるんだ、と。

もし仮に見つからなかったとしても、それはそれでいいや。

 

今、ここで得られる経験をやれるだけやってやろう。

 

そう決めました。

 

 

ってことで、オーストラリア生活スタートです。f:id:s-k-blackcat0428:20180503161321j:image

親父と似てる話

師匠はよく僕を色んなところへ連れて行ってくれる。

これも社会見学だー!

なんて行って、きっと話を聞いてくれる学生が嬉しいのかななんてでしながらに思いながら。

 

昨日も50超えたおっさんとグータラしてるニート大学生のずっこけドライブ旅が行われた。

 

今回向かったのは、山の奥にあるボタン茶屋というとこ。

毎年この時期に牡丹の花をたくさん並べ、それを見て楽しめるだけでなく、うどんや、イノシシの肉を使ったコロッケ。そしてハンドドリップで淹れる本格コーヒーまで楽しめるなんとも素晴らしいお店。

 

実はここ、僕は家族で来たことがあった。

ボタン茶屋の店主(よっちゃん)とうちの親父が友達で、飲みにも行ったりする仲。

親父から僕の話を聞いていたらしく、学校を休んだことなんかもすでに知っていた。

 

牡丹の花をひとしきりみて、景色を楽しみ終わった後は、焚き火を囲ってうどんをみんなですすった。

いやこれ最高なんです。

本当は見せたくないけど、どうしてもっていうならちょびっとだけ見せてあげる。f:id:s-k-blackcat0428:20180213093938j:imagef:id:s-k-blackcat0428:20180213093946j:imagef:id:s-k-blackcat0428:20180213094002j:image

いやぁよかった。

 

師匠も親父を知っていて、よっちゃんと僕と3人で親父の話になった。

 

親父は休みがほとんど無く、一日中家にいる時って言うのがここ数年見たことがない。

休みだー!って言ってると思えば

ちょっと遊びに行こかしらっ

なんて言ってすぐどっか行っちゃう。

逆に僕もいろんなとこ遊びに行くからなかなか親父と会わない。

 

僕「いやぁ親父なかなか家いないから何やってるかわかんないんですよ〜。笑」

 

よ「それは面白いなぁ笑」

 

僕「何がです?」

 

よ「お父さんも、あいつすぐ出掛けるけん何しとるかよくわからんのよって言ってたよ。笑」

 

親父も俺がすぐ出て行くから何やってんのか分からんと言っているとのこと。

なんだそれ。

 

師匠「似た者親子だな!ワッハッハッハ!」

 

なーんて話をしながら山が楽しかったよって話でした。

かっこいいと思ってた話

大学に休学届けを出した。

 

 

大学に入って色んな人に出会う中で、

「休学してあんなことしてきた」みたいな話を

たくさん聞いてきた。

 

なんか、中学生がヤンキーとかタバコに憧れるみたいなノリでどこか休学ってカッコええやん。。。って思ってました。

過去形ね過去形。

 

 

さて、冒頭にも書いたように、

この度僕も休学をしました。

人生の夏休みとも言われる大学をさらに休もうという大暴挙。なんたる行動。この大サボり者!

 

なんて酷いことは言わないでね。

 

 

いや何が言いたいかって言うと、現状、休学はカッコ良くも何もない上になんならちょっとツマンネぇ🐥ってこと。

 

大学に行くこともないから友達とも会うことがなく、することと言えば猫と昼寝。

 

おいこれじゃただの大サボり者じゃないか。

 

当時の俺よ。休学はカッコ良くはなかった。

 

 

ただ時間は余すほどある。

この一年はやりたいこと、やりたかったことをひたすらにやって行くと決めた。

 

今後の活躍に乞うご期待。

 

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どうでもいいけど俺の年老いた戦場カメラマン感やばいよね

ぼっちの話

恥ずかしい話、独り言をよく言う。

もちろん周りには誰もいない時ですよ。

部屋に一人ぼっち、とか旅先の一人で歩いている時、とか。

 

何を言うかと言うと、これまた恥ずかしい話、自分に話しかける。

 

「あー腹減ったなぁ」(そうだなぁ)

「お、いいやん」(写真上手くなったな)

 

みたいなすごく端的な言葉。

 

自覚してはいたけど、こうして文字に起こすとかなりやばい奴。

 

 

初っ端からこんなこと書いてなに?と思うかもしれない。

つまりは、一人の時間が嫌いじゃない。

 

よくアーティストなんかが、人は一人じゃ生きていけないなんてこと歌っていますが、一人の時間もないと生きていけないですよね。

 

友達、彼女、上司、コンビニのにいちゃん、家族、そんな人たち過ごす時間が自分を支えているんだ。

 

でも1番時間があるのは、自分の時間。

 

一人でも笑うし、一人でも泣く。

 

高校の時、冬場暗くなるのが早い時期、

通学路に河川敷があって、風が強かった。

向かい風のヴォーっという音が嫌いで、よく歌を歌いながら帰った。

口ずさむ、とかいうレベルじゃなくそれなりの声量で。

 

ある日も完全に自分の世界に入って、

確か小さな恋の歌を歌っていた。もんぱち。

 

風の音も忘れるくらい夢中でした。

響くは遠く 遥か彼方へ 優しい歌は 世界を変える

 

(よしサビッ!)

 

シャーっ

 

 

えっ

 

 

 

隣をかなり可愛い女子高生が半笑いで追い抜いて行った。

 

 

 

人というのは、とんでもない事態が起こった際、

変に冷静だと聞きます。

その時の僕もそれだったのでしょう。

迷う隙もなくかなり遠回りの道をして帰って行きました。

懐かしいなぁ。

 

 

なんの話してたっけ。

 

一人の話か。

 

 

最近悩む事が多い。

いや、悩むべきことから目を背けることが多い。

 

嫌なことは後回し。

ギリギリになって後悔する。

 

昔から変わらない。

 

どこか変わったというなら、悩むことが大きくなった。

 

 

いつも最初は(やるぞ!)と燃えるのだが、

途中で見たくなくなる。

きっとそれは、自分が思った形に進んでいないから。

そして流れに逆らうのが面倒で放っておいて、

見るのがやになっちゃう始末。かーっ。

 

心の中の小さな僕が悪魔のささやきをする。

 

ちょっとくらいいいじゃん。

面倒だから後にしようぜ。

やらなくていいよそれ。

 

分かっているのに逆らえない。

 

もっと自分に強くならなければ。

 

と、短いですが以上をもちまして新年の挨拶とさせて頂きます。

 

 

 

 

 

 

 

こたつに入って食うアイスって最高だな

センスとロックとレジ打ちの話

昔からすごく憧れるのが芸術的才能がある人。

 

絵が描ける

歌が上手い

楽器が演奏出来る

字が綺麗

ダンスが踊れる

文才がある人

 

たくさんの才能が世の中にはある。

一体自分にはどんな才能が眠っているのだろう。

そもそも寝ている才能なんか僕にあるのか。

なんてことを昔よく考えていました。

 

もちろんその人たちも全く努力してないわけではないでしょう。

天才に必要なのは1%のひらめきと99%の努力と昔の偉い人は言いました。

僕にだっていつか、才能が芽生えるのだろうと信じていました。

 

 

そしてその才能は思いの外早く見つかりました。

 

どうやら僕は選曲の才能があるらしい。

 

え?そんなもの?

まあいつか大成するかもしれないじゃ無いですか。

そういいなさるな。

 

果たしてこれを才能、と呼んでいいものかは置いておいて、いい選曲センスをしてるらしいです。

 

飲食店でアルバイトしているのですが、

暗黙の了解で元々流れている誰が歌ってるかもわからない洋楽を乗っ取って僕が聴きたい曲を流しています。

 

僕はなんでも聴きます。

ロックかヒップホップをよく聞いてて、お店でもそれを流します。

 

音楽の才能は昔から無く、カラオケで90点台を出したことは無く、ギターもかじったけど三日坊主で、楽器演奏は特に出来ない。

けど昔から音楽を聴くのは凄く好きで、暇さえあればずっと聞いています。

 

それの延長上で好きな曲をバイト先で流してると、やっぱり楽しくお仕事出来ます。

ノリノリで働いていると「これなんて曲?」とか「うわーこの曲めっちゃいいな」なんて言われます。

最近ではお客様アンケートに「流れている曲がすこく良くてさらに美味しくご飯を頂けました!」なんてコメントも。

 

ただ僕は流しているだけですがそうやって共感してもらえると嬉しいです。

 

さてある日のこと。

いつものように音楽をかけていました。

鼻歌まじりに料理を運んでテーブルに置くと、

「この曲すごくいいですね!誰がかけてるんですか?」

と若い女性のお客さま。

僕が流していますと言うと、いいセンスしてますねぇー!と言っていただきました。

嬉しくなりながらテンションも上がり、その後の仕事はいい気分でした。

流していたのはあの有名なONE OK ROCK

 

 

そのお客さまが帰られる際、たまたま僕がレジでした。

「とても美味しかったです!お兄さんの選曲も素晴らしかったし!」

 

「ありがとうございます。そう言って頂けると嬉しいです。」

 

「私この前あったライブ行ってずっと余韻浸ってていやほんとよかったんですよ行きました?あのライブお兄さん行ってそう!いい選曲センスしてるしセトリとかもしっかり勉強してるんですかそういえ」

 

無限に喋る。

まさかの超コアファン。

正直好きではあるがファンを名乗るほどではない僕。

あんなに苦しいレジ打ちは初めてだった。

1%ひらめいたけど努力がまだまだ足りないよう。

 

「美味しかったですまたきます〜」

と言われて、ひきつった笑顔で

「勉強しておきます。。」

と言った僕でした。

ハグリッドと友達になった話

英語の授業が退屈である。

 

中高での基礎文法等の勉強はまだよかった。

これから使う使わないにしろ英語っていうものは

主語と動詞でできていて、そこに目的語であったりが入ってくるんだよ、という基礎の部分。

 

しかし大学に入ってからの英語の授業は自分にとって退屈である。

どこかの誰かの日常を切り取ったような英文を読んで、はいじゃあ日本語訳して見ましょう。

 

この先の人生でこんな状況こないだろうしこれ覚えたってしゃあないんじゃ。。。

 

なんてひねくれてます。

しかし単位は欲しいので授業に出ます。

 

そしてこの英語の授業の何が嫌って、1人なのだ。

 

友達がいない。

 

退屈だなぁと思ってもそれを共有するこれからともできず、ただぼーっと授業を過ごす。

 

とある日の授業のこと。

 

ひとりぼっちの僕にとって1番きつい時間。

ペアでの音読練習である。

 

周りの人は仲のいい友達と一緒に授業に来ているようで、すぐにペアを作る。

 

そして僕は余って全然知らない人と。

人見知りの僕からするともう苦行である。

 

あぁ今日も始まると思いながらうなだれていると、

自分の前の人がお休みだった。

いつもはその人か、隣の人とペアになる。

そして隣の人はペアがすでにいた。

 

おや、今日は誰とペアになるんだ?

先生も取り残された僕に気づいて、

「あら、余ってしまいましたねぇ。

    あ、前のあの子と一緒にやって下さい!」

 

その日の僕の相手(partner)は、前の前の人だった。

 

後ろ姿はとても大きい背中をしていて、

表現するなら、クマだ。

 

先生がその人に僕と組むよう行って、立ち上がってこちらに向かってきた。

 

あごひげを蓄え、どっしりとした体格。

まるでハリーポッターのハグリッドよう。

 

僕「お願いします」

 

ハグリッド「おー、よろしく!いやぁこの授業面倒だよね」

 

なかなか朗らかな人である。

喋り方や振る舞いでそう感じた。

そしてきっと同い年ではない。

ここ授業は色んな学年の人が履修する。

きっと先輩なのだろう。

 

僕「ほんと退屈ですよね。。。」

 

ハ「面倒だしなんか喋ってようぜ」

 

僕「いいですね」

 

ハ「そんな硬くならなくていいよ〜笑」

 

僕「いえいえそんなことないですよ。ただ上回生の方かなと思ったので、」

 

ハ「あー、俺今5年生!」

 

予想していなかったである。

おお、この人5年目の猛者だったのか。

留年、いやもしかしたら留学とかをしてたから一年学校を休んでいて、実質5年目の人なのかもしれない。

 

僕「まじですか!どういう経緯で5年生に、、、?」

 

ハ「世に言う留年、ってやつだねぇ笑」

 

なるほど。

なるほどなるほど。

留年をすると人はこれほど貫禄が出るのか。

もう社会に一揉みされてきて退職したサラリーマンかのような雰囲気を出している。

 

話をまとめるとこう。

 

1、2年の時遊び呆けていて、気がつけば単位が足らず、どうにか巻き返そうとしたが、4年生の前期の時点で留年が確定し、そこまできたら学校を辞めるのも勿体無いと思い、一年留年する運びとなったらしい。

 

留年するくらいならとっとと辞めて専門学校でも行けばよかったと笑っているハグリッド。

見た目と比例して言葉の重みがある。

 

ハ「留年するってなって、

        就活が伸びたから夏休みすごい暇でさぁ。

        1人で旅に出てたんだ。」

 

僕「ほう。

       自分さがしの旅みたいですね。

       どちらに行かれてたんですか?」

 

ハ「福岡に。」

 

僕「あー、いいですね福岡」

 

ハ「うん!すごいよかった!

       いろんなもの見れたし最高だったね。」

 

僕「そんなに良かったんですね。。

       何かその旅で得たものとかってありました?」

 

ハ「福岡ラーメンが旨かった。」

 

僕「え?」

 

ハ「ひたすらに福岡ラーメンが旨かった。」

 

僕「、、、」

 

人を見た目で判断してはいけない、とよく言いますが、彼は見た目通り食いしん坊のハグリッドでした。

 

そんなハグリッドと友達になり、少し英語の授業へ行きたくなるようになりました。

 

Thanks Hagrid :)