1人と幸せ
オーストラリアに来て、早いもので20日弱経った。
目新しい世界を知り、毎日がキラキラしていた。
20日弱経った今、当初よりは発見が減り、少し落ち着いた。
落ち着くと同時に、体調を崩した。
もともと体が強い方ではないので、しょっちゅうお腹を下したり風邪をひく方で、それを理解しているのでしっかり手洗いうがいをしていたが、努力むなしくあっさり風邪を引いた。
とはいえ久しぶりに風邪を引いた。
今までは家で寝ていれば家の誰かがリンゴやコーラでも持って来てくれて大人しく寝ていれたのだが、ひとりで体調を崩すのは初めてで、生き地獄のようだった。
まず、薬を飲みに動くのが億劫。
クローゼットにしまったキャリーケースの中にあるお薬箱の中にある市販の薬の瓶に入った錠剤。
風邪で頭をやられている身からすればさながらマトリョーシカ。遠い。
無事、薬をキメても地獄は続く。
喉が渇いても飲むものがねえ。
水道水も一応飲めるとされているが、明らかに白い。
やばいだろこの色。石灰水かよ。
しかし水分取らないとどうにも生きていけない。
ああ、ダレカタスケテクレェ.....
と思っていたあたりでぶっ倒れたかのように寝ていた。
汗でぐっしょり濡れている。
とりあえず腹が減ってきた。
食欲が出てくるということは少しは良くなってきている。
簡単にパスタでも食べよう。
グツグツとパスタ煮て、醤油やめんつゆ混ぜて和風パスタ。
「いただきます」
ちゃんとひとりでも言うようにしている。
6人がけのテーブル。
1人前のパスタ。
ぽつんと座っている僕。
ああ、ひとりなんだったいま。
ひとりになりたい時、ってありますよね。
もう全部放り出して1人にしてくれ、っていう。
そういう気持ちで日本を出たのですが、
やっぱりひとりは寂しいものです。
ひとりでiPhonesをスクロールして、思い出の写真や友達のSNSなんかを見る。
「いいなぁ」
これは言うようにしていなかったが、思わず出てしまう。
シェアハウスの人も、バイト先の人も、学校の人ももちろん良い人ばかり。
すごく恵まれていると思う。
が、やはり日本の親しいみんなに方がいい。
ひとりよりみんなといる方がやっぱりいい。
っていう事を感じた風邪引き坊主。
次の日には少し落ち着き、気分を変えようと写真を撮りに出かけました。
必然とひとりになってしまっているので、こっちにいる間は、「ひとり」をテーマに写真を撮っていこうかなって決めました。
ただ美しいものを撮るだけじゃなくって、伝えたい事を写真に込めていこうと思います。
よければ見てあげて下さい。
あとよければ相手してあげて下さい。
コメントとかすごく嬉しいです。
では、引き続きオーストラリア放浪記をよろしく。
Alone
I‘m here